2011年2月2日水曜日

Youtubeとの付き合い方

付変わって本日、2月2日(水)にBuono!の11枚目のシングル「雑草のうた」が発売となりました。今回シングルとして新しい試みが行われています。一つはc/wとして「ラナウェイトレイン」と「JUICY HE@RT」の2曲が収録されていること。そしてもう一つはカップリング曲「JUICY HE@RT」にもMVが作られたことです。そしてこの「JUICY HE@RT」のMVも発売日前日にYoutubeのBuono!オフィシャルチャンネルに公式公開されました。ファンとしてはCDに収録されているMVを2曲も見れてラッキー!という思いもありますが、CDセールスを伸ばすという意味では疑問があります。


そもそもインターネットが普及した現代において「CDを売る」こと、ファンから見れば「CDを買う」という意味は昔と180度様変わりしました。「音楽を聴くため」という要素は極めて薄くそれだけでCDセールスを伸ばすのは非常に難しい。、故にそれを踏まえた上でレコード会社は様々な戦略を考えています。詳しく調べたことはないのでアイドル業界に限ってしかわからないのですが、今CDを最も多く売っているのはこの業界なのである意味で時代に併合した戦略が当たっているといえると思います。そして多くのレコード会社はYoutubeとどう上手く関わっていくかが大きな課題となっているようです。現在は「イベント」や「握手券」といった付加価値を付けるものが主流なのでは、という意見もわかりますが、ハロプロに限って言えば最近は全国でCDリリースイベントを開催することが難しくなってきています。そうなると、CDを買うのはイベントに行けるファンという非常に限られた少数のファンだけとなってしまう。「イベントを付けて喜んでもらおう」という戦略だったはずが、今は逆に購入層を狭めてしまっているように思えます。「イベント」と「開催地」はセットで扱わないと逆効果となってしまう危険性もあるのです。CD不況により、全国が回れない、そしてさらにCDが売れないといった、負のスパイラル。現在のハロプロはこのスパイラルに陥っているように思います。


そこでもう一つの戦略としてCDそのものの価値を高めていく、言い換えると「イベント」に頼らない戦略を考える必要が生じてきます。現在はほとんどのレコード会社がMVを公式に公開していますが、ハロプロ以外のアーティストを見てみると例えばフルver.では公開しないことや、CDには別ver.(超編ver.)を収録する、メイキングなどを充実させる、また今回のBuono!のようにc/w曲にもMVを作りCDと一緒に収録するなど様々ですが、共通するのはYoutube以上の収録内容にする、つまりYoutubeを宣伝媒体として「購買意欲」を高めようとしているということ。当たり前のことですが、Youtubeと同じクオリティじゃ誰だって買いたいとは思わない。映像がクリアだとか音質が違うくらいの差では全く不十分。例えばですが現在は仕様が変更となったようですが、10分以上の動画はアップできなかった以前ならばそれを逆手にとって10分以上の超編MVを作ることだって考えられる。


上記の「イベント」の付加価値をつける方法と「CDそのものの価値を高めること」この二つの戦略はどちらか、ではなく両方同時に考えていかなければ今後CDの売り上げを伸ばすことはまず無理だろう。Youtubeを厄介者扱いせず、上手く付き合う方法を模索しなければこの先、生き残ることはできない。c/wのMVという「購買意欲」を高める武器をいともあっざりと公開してしまった今回、イベントに行けないファンが「CDを買いたい」と思わせるYoutube以上の魅力はどこにあるのだろう。

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